災害に備える:断水への備え

9月1日は防災の日なので、断水した時のための水の備えについて調べました。

今回の記事が役に立つと思う方
  • 防災対策何をすれば?と思っている方
  • 飲料水の買い置きやくみ置き、どうすれば?と思っている方

断水に備えて

 断水したときに一番心配なのは「水」ですね。まず飲用水の備えが重要です。私がこれまで実践してきたのが、ミネラルウォーターの買い置きです。2Lペットボトル6本入りを箱買いしてきました。
 ちなみに私が好きなミネラルウォーターは「サントリー天然水」です。雑味がなく、味がまろやかで安心して飲めます。天然水を作っている南アルプス白州工場が無料見学ツアーをやっているのを知り、行ったことがありますよ。これはおすすめです。(2021年9月2日現在、新型コロナウイルスの影響で残念ながら一時休止のようです)

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 日常よくミネラルウォーターを飲むので、すぐに無くなります。箱買いは重いので、買ってくるのが億劫で、常に家にあるとは限らないんですね。あまり、防災的には良くないと思ってました。

水のくみ置き

 そこで調べてみると、各自治体の水道局のホームページでは、断水に備えて水道水のくみ置きをすすめていることがわかりました。水道局によって微妙に内容が異なりますが、大体、内容は以下です。

  • 1人1日3リットル、3日分の確保が目安。
  • 容器に空気が残らないように容器の口までいっぱいに水道水を入れてしっかり密封。
  • 塩素の消毒効果は、常温で3日間、冷蔵庫で10日間。
  • 沸かした水や浄水器を通した水は塩素による消毒効果がない。

参考:東京都水道局

必要なくみ置き水の量

 まず、家族の人数によってくみ置きする水の量が変わりますね。

  • 2人・・・2人×3日×3リットル=18リットル
  • 3人・・・3人×3日×3リットル=27リットル
  • 4人・・・4人×3日×3リットル=36リットル

 よく見かける20Lのポリタンクだと、2人家族なら1個でOK、3人家族以上だと2個必要となることがわかります。
 さらに飲用水の他、洗ったり、汚物を流したりする水も必要ですよね。また、3日間が過ぎてまだ断水が続いていて、給水車から水をもらうときにポリタンクが複数あった方が便利だと思います。やはり、20Lポリタンク2個以上は持っておく必要がありそうですね。

保存期間とくみ置き間隔の関係。なんかおかしい?

 次に保存期間の問題。大量の水を冷蔵庫で保存するのは現実的ではないですね。そうすると常温保存となりますが、その期間はたったの3日間です。最初これを見たとき、3日ごとに水を交換することになるのか、と一瞬思ったのですが、よくよく考えると本当はもっと大変なんですよね。
 例えば水をくみ置きして3日後に水を汲みなおそうとした瞬間に断水したとしましょう。そうすると、その水はくみ置きしてから3日経ってしまって消毒効果が消えてますから、その水は飲用として使えません。もう一例、水を汲み置きして2日後に断水となったとしましょう。そうすると断水して最初の1日は飲用として使えるのですが、のこりの2日分はくみ置きしてから3日経ってしまっているので、飲用として使えないんですよね。
 つまり、飲用として3日分を確保して、それを飲用として全て使うためには常に新鮮な水道水の状態にする必要があります。ちなみに設備としてはそういうものがあります。床下の水道水の配管の途中に貯留タンクを接続したもので、常に新鮮な水道水の状態を保ってくれます。でもそういう設備を持っていない人にとって、常に新鮮な水道水の状態を保つことは現実的ではないですよね。

実践したいルーチン

 ではどうするのかというと、水道水のくみ置きとミネラルウォーターの買い置きを組みわせるのです。1日ごとに2日分のくみ置きをすれば、くみ置きしようとする直前に断水しても、くみ置き水2日分を丸々飲用水として利用することが可能となります。残りの1日分は買い置きしたミネラルウォーターでまかなうことで断水の3日間を乗り切るのです。
 断水に備えて、ミネラルウォーターを買い置きで1日分を確保しつつ、20Lポリタンク2個に日々くみ置きして、くみ置きした水は洗濯などに使う、というルーチンは実践する価値はあるかと思いました。

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